福島県国民健康保険団体連合会さま

広報用ポスタープレゼンテーション

コンセプト

「いつまでもあなたと共にある国保」

国民健康保険の対象者である果樹農家の夫婦をモデルとしました。農家の嫁いだ夫を支える、奥さんの目線でコピーを作りました。果樹園の農作業は冬でもあります。ナシ棚の伸びた枝を、切ったり、一人が枝を折り曲げ、もう一人が棚に枝を括り付け春の受粉作業に備えます。凍てつく寒さの中夫婦二人三脚で何十年と繰り返してきました。この二人の今までの人生、家族を国民健康保険はそっと見守ってきました。

そして、これからも、側にいて支えて生きていくという意思を二人のこれからの人生に共鳴するイメージで制作しました。

モデルの夫婦は私のおじさん・おばさんです。

ちなみにプレゼンで採用されませんでした。

福島労働局職業安定課さま

ふくしま大卒等合同就職面接会チラシ、ポスター制作

コンセプトコピー

「スマホじゃ逢えない職（食）がある」

さて、初めに制作に入る前にデザイナーとどうしたもんかと話し合います。よく話し合います。リクルート系のデザインは大体想像がつく・・・。

若い人に（学生）拒絶反応なく受け入れてもらえるもの。

東京都内にも告知するために福島だと印象づけること。

そして、それには裏切ること。

何のポスター？うふふ笑

職と食をかけたら面白いかもとデザイナーと話し合い方向性を決めました。あまり知られていない福島の中小企業をもっと学生に知ってほしい。直接面接に来てもらい会社の良さを知ってほしい。地方の中小企業にはそんな願いがあります。

デザイン案3パターンのほかは明大学ラン体育会系と夏のひんやりスイーツ系を出しましたがこちらの渋谷青学系カフェが採用されました。狙い通りの採用となりました。

他県の労働局のポスターデザイン案でもこの企画案はないということで高評価を頂きました。

〇福島市立福島第三小学校さま学校要覧制作

コンセプト「原点回帰」

仕様はA3二つ折り。フルカラー。

この年の校長先生が最後の赴任地で三度目の三小勤務。コンセプトととして、「原点回帰」というお言葉を頂きました。

会社に戻り、「さて、原点回帰か～？」もう一度校歌、学校の歴史、校章の由来などを調べなおしました。三小の校章は樫の木から来ていることは知っていましたが改めて素晴らしいと感じました。樫の木はとても固く育つのにも年月を要します。実はドングリの木でもあります。クヌギも有名ですが樫の木もドングリの実を付けます。古くは木造船の屋台骨であったり、農機具の柄の部分としても使われてきました。暑さ、寒さ、風などにも強く、ていていと広く大きく育ちます。子供たちにも樫の木のように強く、大きく、たくましく育ってほしいと願いが込められています。学校、地域、家族との関わりは、時代とともに変わりつつあります。変わらないものってなんだろう。地域との共有できる財産は？記憶や思い出じゃないか？先代の人々が培ってきた文化や歴史、思い。それをもっとクローズアップ出来たら、温故知新の心で次世代にも繋げられて学校の特徴を出せるかなと思いました。樫の木は敷地の南東のグランドのはじのところに校舎と信夫山を見守るように立ってます。撮影するのに苦労しました。広角に真下から木に張り付いて撮影しました。太い大木のように見えますが実際はかなり細い木です。中面は近くに切り株があったので三小の校章を樫の木の葉とドングリでアレンジしました。年輪は地域と三小の歴史、輪を、学校を地域の人々が支えてるイメージで表現しました。

大人になっても故郷を忘れないで戻ってこれる場所であってほしい。いつ、どこで、、どの世代にも、どんな時でも思い出せる共有財産であってほしい。地域や世代間を超えた学校と、子供たちの結びつきを大切にしたい。そんな願いをこめて制作しました。